問題
解説
「割合」とは、「注目しているものが、基準の何倍あるか」ということです。
注目しているものの量のことを「くらべる量」、基準となる量のことを「もとになる量」といいます。
「割合」は、整数、小数、分数に「~倍」をつけて表します。小数、分数のときは、「倍」をつけないことがふつうです。また、普段の生活の中では、「~%」、「~割 ~分 ~厘」などで表すことが多いです。
「もとになる量」の後には、「~の(…倍)」「~のうち」「~に対して」「~とくらべて」「~を1とすると」「~より」のようなことばが続きます。
「くらべる量」は、注目しているもののことなので、ふつうは、割合の文の主語になります。なので、後には、「~は」「~が」「~も」が続きます。「~の割合は」「~の割合が」「~の割合も」のように、「~の割合」ということばをつけて言うときもあります。
割合では、「もとになる量」の大きさをいつも 1 と考えます。

が もとになる量 のときは、「 の長さが 1 なんだ~!」と自分に言い聞かせながら、くらべる量である の長さを決めます。

の割合が1なら、 を と同じ長さにします。

の割合が1より大きいときは、 を より長くします。

の割合が1より小さいなら、 を より短くします。

が もとになる量 のときは、「今の、この の長さが 1 なんだ~!」と自分に言い聞かせながら、 の長さを決めます。
このゲームでは、動かせるのが だけなのでちょっとややこしいですが、 の長さを変えても、とにかく、そのときの の長さを 1 として、くらべる量である の長さと比べましょう。

の割合が1なら、 を と同じ長さにします。

の割合が1より大きいときは、「 の長さが1なんだ~」と自分に言い聞かせながら を短くして、結果、 が より長くなるようにします。

の割合が1より小さいなら、「 の長さが1なんだ~」と自分に言い聞かせながら を長くして、結果、 が より短くなるようにします。

ということで、割合では、とにかく、「もとになる量」を見つけて、「これが 1 なんだ~!」と意識することが大切です。

また、割合の表し方については、
「 100% は 1 倍」
「 10% は 0.1 倍」
「 1% は 0.01 倍」
「 10割 は 1 倍」
「 1割 は 0.1 倍」
「 1分 は 0.01 倍」
「 1厘 は 0.001 倍」
と、すぐ思い出せるようにしておきましょう。
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