万が一、予想に使おうという場合は(まず当たりませんが)、まず、「②ハマリ分析」で、この数字がそろそろくるかな~とか考えながら数字を選び、次に、「③同時性の確認」で、選んだ数字の組み合わせが、今までに出現しているかどうかをチェックする、という感じを想定しています。(まず当たりませんが。)
【ロト6の当選確率について】
1等(本数字6個すべて一致)は約600万分の1です。2等(本数字5個とボーナス数字1個と一致)は約100万分の1、3等(5個が本数字に一致)は約3万分の1、4等(4個が本数字に一致)は約600分の1、最低賞金の5等(3個が本数字に一致)は、数字選択式宝くじの中ではもっとも当たりやすい約40分の1、という確率です。5等にも入らずにハズれる確率は97.28%(まずこうなりますが。)です。
【ハマリ分析の見かた】
ここでの「ハマリ」とは、連続して出なかった実施回数です。例えば、ある数字が第1000回に出て、その後、第1005回に出たときは、その数字の第1005回のハマリは[4]となります。また、ハマリが[0]ということは、連続して出たということです。ただし、最新回に出た数字についてだけは、本来のハマリ回数の直後に ハマリ[0]も付け加えています。先ほどの例でいうと、第1005回が最新回だとすれば、第1005回のハマリは[4][0]となります。
【正規分布】
正規分布とは、確率分布の一つです。最もシンプルで、最も重要な確率分布です。日常のあらゆる現象の多くが、正規分布に従っています。例えば、日本人の同じ年齢・性別での身長や、ある全国テストでの受験者の得点、サイコロを2個振ったときの目の合計なども正規分布に従うそうです。正規分布の様子は、平均値と標準偏差で変わります。また、正規分布では、平均値、最頻値、中央値が一致します。
「最頻値」…すべてのデータの中で、最も出現回数が多いデータの値。1つだけとは限らない。
「中央値」…すべてのデータを大きさ順に並べたときに、中央に位置するデータの値。2個になるとき(データが偶数個のとき)は、その平均値。
「偏差値」…平均値のときを50として、平均値からどのくらい離れているかを示す数値。
【標準偏差】
標準偏差とは、データのばらつき具合を示す数値です。平均値から離れているデータが多いと標準偏差は大きくなり、平均値に近いデータが多いと標準偏差は小さくなります。大まかには、データの最小値から最大値までの差を5~6等分したときの大きさが、ほぼ標準偏差の数値となります。標準偏差をσとすると、正規分布では、平均値±σの中に68.3%、平均値±2σの中に95.4%、平均値±3σの中に99.7%のデータが含まれることになります。
【ハマリ分析と対数正規分布】
ハマリ回数そのままでは正規分布にならなかったので、ハマリ回数の対数(自然対数)をとってグラフ(ヒストグラム)をつくると、何となく正規分布っぽくなりました。対数変換したデータが正規分布をするような分布を「対数正規分布」と言うそうです。正規分布になるなら、正規分布の性質を使っていろいろ考えることができるので、対数変換すると何か役に立ちそうな気もします。(気がするだけで、まず当たりませんが)
【まとめ】
サイコロのそれぞれの目の出る確率は1/6だとか、出る目の平均値は3.5だとかは計算すればわかりますが、それが成り立つのは大数の法則の下でのことであって、次の一回にどんな目が出るかは決してわかりません。それと同じで、ロト6についても、それぞれの数字の出る確率は6/43だとか、6個の数字の合計の平均値は132だとかわかっていても、次にどんな数字が出るかは決してわかりません。わからないことをいろいろ考えてもしょうがない気もするし、わからないからこそいろいろ考えるのが楽しい気もします。(「大数の法則」とは、確率論や統計学の基本定理の1つで、「ある事象を繰り返し行うと、事象の出現回数は理論上の値に近づく」という法則です。「法則」とは、「いつでもそうなる、とにかくそうなる」ということです。)
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